約 1,779,203 件
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2169.html
「血液型性格診断」 A型の貴方は几帳面で慎重かも。石橋を叩いて渡るけど、叩き過ぎてこわしちゃうこともあるんじゃないかな? B型の貴方は自己中で空気が読めない、と回りに思われているかも。でも自分としては空気を読めないんじゃなく読まないだけ、 自己中なのではなく自分のやり方でやってるだけ、他の人はついてこなくていいって思ってるんじゃないかな? O型の貴方は会話のほとんどが擬音だったりするんじゃないかな? AB型の貴方は結構合理主義なんじゃないかな? 薄暗い夕方の道を、少年が歩いていた。見た目10歳くらい…といったところだろうか その少年の近くを歩いている『吸血鬼』。おそらく、この少年の契約した都市伝説だろう。 「ねえ、この近くに都市伝説の気配はするの?」 『いえ、大丈夫ですよ少年。今のところは。……!?』 突然険しい表情をする吸血鬼。 「どうしたの?」 『都市伝説の気配が近づいてきました…!』 「ここは慎重に行動したほうがいいでしょうか…」 突然性格が変わったような口調になる少年。彼は『吸血鬼』以外にもうひとつ、『血液型性格診断』とも 契約している。能力は他の血液型になりそれぞれの性格、能力を得るというもの。今彼はA型になっている。 性格は“慎重”“几帳面”。 『ええ、それが賢明でしょう』 相手に気づかれないように行動し都市伝説の気配を探る二人。 『かなり近いですよ、少年』 人間である少年にもわかるほど、都市伝説の気配は近づいていた。 そして遂に… 「今、何時だい?」 注射器を持った男が尋ねてきた。おそらくは『注射男』。下校途中の小学生に「今何時だい?」などと話しかけ、 時間を確認していると毒薬を注射されてしまう、というものである。 「さあ? 4時くらいなんじゃない?」 “O型は大雑把”。適当に時間を言って切り抜ける。 「じゃあ…注射をしてもいいかい?」 注射器を構えてじりじりと近寄ってくる。 「駄目に決まっているでしょう…。」 だが、注射男は問答無用で注射器を突き立ててきた。しかし… 「…?」 まったく手ごたえがない。それもそのはず。少年は“霧化”していたのだから。少年は『吸血鬼』と契約したことで 『吸血鬼』の能力を使えるようになったのだ。今少年が使ったのは吸血鬼の能力のひとつ“霧化”。 「どうしました? 次はこちらから行きますよ? “注射男さん”」 少年が注射男の名前を呼ぶと… 「動けない…?」 まるで何かに縛られているかのように動けなくなってしまった。 「知らないんですか? 吸血鬼に睨まれたり名前を呼ばれたりしたら血を吸われるか術を解いてもらうかするまで動けないんですよ? それじゃあ…」 『了解しました』 そう言うと吸血鬼は注射男のもとに飛んでいき… 「やめてくれ…」 ガブリ、と噛み付き血を啜っていった。 『…ご馳走様』 注射男の血を吸い終わって呟く吸血鬼。 「それじゃ、帰ろう」 いつもの性格に戻った少年。 『ええ、帰りましょう』 仲良く家まで帰る二人(?)なのでした つづく
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4556.html
「初めての発見」 どうも。世界の平和を守るために『水晶髑髏』を集めている、髑水晶髏です 晶髏「いよいよ拙いよ…。もう九月だよ…。当初は来年までに13個全部集めなきゃいけなかっただけど、最近に10月28日世界終了説も出たし、早く集めないといけないのに…」 『カタカタカタ、安心しな。微弱だが気配がするぜ?』 晶髏「今度こそは当たりだよね?」 『何度も言ってるが、保障はできねぇよ』 晶髏「やれやれ…。で、どっちの方向?」 『此処から北西の方向にわずかに反応があるぜー』 晶髏「おっけー。じゃ、いこうか」 そんなわけで、僕達は北西に向かって歩いていくのだった。今度こそ、“当たり”であることを願って… 晶髏「あとどのくらい?」 『あと300メートルくらいのところだぜ』 晶髏「了解」 そして、どんどん歩いていき… 『ん、かなり近いぜぇ!』 晶髏「よし!」 さらに歩いていくと… 晶髏「これ…は…」 僕の眼に映った物は、透明感のある結晶でできた、頭蓋骨―――水晶髑髏だった 晶髏「『ソクラテス・スカル』…!」 僕は考古学研究部の中でも一番の水晶系オーパーツ、特に水晶髑髏マニアだ。一目見れば、何の水晶髑髏か分かる 「ん? 貴方、これが何か分かるのですか…?」 行商人っぽいお婆さんが言う 晶髏「ええ、ええ。僕はこういうものを…水晶髑髏を探していたんです。ですから、単刀直入に言います。――その『水晶髑髏』、僕に譲ってくれませんか…? お金なら、幾らでも払いますので…」 真面目な表情で、何時になく真面目な表情で、行商お婆さんに言う 「…………お金なら、要りませんよ」 しばらくの沈黙の後、行商の婆さんが口を開く 晶髏「…え?」 「お金なら、要りません。私は貴方のような人間を探していたのです…。最近私達、オカルトアイテムの行商人の間で噂になっていましたよ…。『水晶髑髏を必死になって探す人間が居る』…とねぇ。 行商人として、水晶髑髏のことはある程度分かっております。2012年までに13個全てをそろえなければ、世界が滅びる――。私もこの『ソクラテスの水晶髑髏』を持つ者として、水晶髑髏を探していました…。 しかし私ももう老いぼれの身。これはマスター・スカルを持つ若い貴方に託すことにしましょう…。私の分まで、どうか世界を救ってください…」 マスター・スカル。全ての水晶髑髏を束ねる水晶髑髏。『ヘッジスの水晶髑髏』がそれにあたる 晶髏「ありがとうございます…!」 僕は舞い上がりたい気持ちを抑えながら、お礼を言って『ソクラテスの水晶髑髏』を受け取る 『…貴方が、私の新しい主ですか…』 晶髏「ん? 主って…契約するの?」 『言ってなかったか? 世界を救うには、マスター・スカル…つまり『ヘッジスの水晶髑髏』の契約者が他の12個の水晶髑髏全てと契約する必要があるんだよ』 晶髏「え!? それって…容量は大丈夫なの?」 『いえ、問題ありません。『ヘッジスの水晶髑髏』は全ての水晶髑髏を束ねるマスター・スカルであり、『水晶髑髏』の代表格とも言える存在ですから』 『そういうこった。つまり、俺と契約した契約者さんは、『水晶髑髏』とのみ、容量を消費せずに契約できるのさ』 晶髏「容量を消費せずに…?」 『ま、その代わり…俺は13個の水晶髑髏の中で一番…ずば抜けて消費容量がでかいんだけどな』 晶髏「え…。ってことは『アッシリアの水晶レンズ』『黒いピラミッド水晶』『黒水晶のパワーストーン』とも契約してる僕って…」 『ああ。物凄く心の器がでかいんだろうな』 晶髏「そうなのか…。一応念のため常に『モリオン』の力で心の器は拡大してるんだけど…」 歩きながら、自分の容量が大きかったことに驚く僕 『理解できましたね? では、早速契約しましょう』 『ソクラテスの水晶髑髏』の眼が光り、宙に浮き、僕の目と合う 『…契約、完了』 ………なるほど、確かに容量が減ったような感じがしない。 晶髏「…と、いうことは。これであと11個か…」 『ご存知かと思いますが、私の能力は『サイコメトリー』のような物です』 晶髏「触った物の記憶を読めるんだよね。確か瞑想するとさらに精度が上がるとか」 『ええ、その通りです』 そんなこんなで、水晶髑髏を一つ発見した僕。でも、僕の旅はまだまだ終わらない。世界を救うため、13の水晶髑髏を見つけるまでは…! 続く… 世界が滅びるまで、後105日…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4558.html
「ゲーム研究部達のCoA…ってかなり久しぶりだな」 ゲーム研究部と、ネット研究部、『七つの大罪』、夢兄妹はそれぞれのパソコンの間に集まっていた 遊『みんな集まった?』 練男『漏れ、童河、波江、健太、藍太、響、探、半汰、鉄則、真理男…ネト研は全員揃ってるぞ』 遊『ゲー研もみんないるよ☆』 帝『七つの大罪もゲー研の奴等と共に居るぞ』 夢見『私とお兄ちゃんもいるわよ』 堂寺『僕の小奈美も来てますよ』 小奈美『“僕の”は余計よお兄ちゃん』 胡々亞『私もいまーす』 練男『んじゃ5分以内にインな。集合場所は時計塔で』 ちなみに二重括弧はチャットである。と、言うのは良いとして… 練男「じゃあ行くか。んじゃよろしく頼むぞ童河」 童河「把握。『sm666』で侵入するよ。 半汰君もサポートお願い」 半汰「了解です。僕の『運営からのお礼』も空間創造系ですからね…」 こうして、二人の能力をつかってCoA内にログインしようとするネット研だったが… ?「待って兄さん!」 誰かが割り込んできた 半汰「卓也? なんで此処に…」 卓也「何でって…。僕も家で兄さんとCoAしてたじゃない。置いていくなんて酷いよ」 半汰「どうしましょう、部長…。卓也も一緒に行きたがっているのですが…」 ちなみに彼、可符根卓也(かふねたくや)は小奈美のクラスメイトである 練男「いいぜ。一応契約者なんだろ?」 半汰「ええ」 練男「なら問題ない。じゃ、行くぞ」 そんなこんなで、全員の集合を確認し、CoAにログインする彼等であった。勿論、都市伝説の能力を使用してだ 遊「えーと、時計塔は…あっちだね☆」 そして、全員が時計塔に集まる 練男「集まったな」 帝「待ちわびたぞ」 疾風「いや、寧ろ僕らのほうが遅かったような…」 遊「じゃ、いくか☆」 こうして、彼等の冒険は再び始まった! 堂寺「さて、前回はアイテムを収集したわけですが、今回もそうしますか?」 半汰「別にいいけど、僕の『物欲センサー』は自動発動だよ?」 堂寺「なん…だと…?」 疾風「え、ってことは自分にも反映されるの?」 半汰「そうだけど?」 宝「それじゃあ日常生活もままならないんじゃ」 半汰「大丈夫。自分の欲をちょいっと抑え込めば普通に回避できるんだからね」 宝「そんな軽いノリで!?」 実のところ、可符根半汰も異常者(アブノーマル)である。え? 多すぎ? やだなーこれだけキャラが居れば異常者ぐらいたくさん出ますってー さて、可符根半汰の異常性はズバリ『禁欲さ』である。幼い頃から欲望とは抑え込むために存在するのだと信じてきた彼は、赤ちゃんの頃からお腹が空いても泣かずに我慢し、眠くなっても泣かずに耐えてきた。 彼は、欲望とは動物的本能であり、それを理性で抑え込むのは人間にのみ許された自由で、だからこそ欲は抑え込むものだ、と今も昔も思っているのだ。言わば重度の禁欲フェチである。ちなみに異常名は『慎凛慾(ストーンストイック)』である ちなみにどこぞの包帯覆面ナイフの百合百合で歴女で森ガールな魔王様とは違い、幸せになるために自分から不幸を求めるような事はしないわけだが 堂寺「まぁ、そんな事ができるのは半汰君くらいだろうけど。じゃ、どうします? 普通にレベル上げと賞金稼ぎ?」 遊「んーそうだねー…。ま! 何でもいいからとにかく楽しもうぜ☆」 ゲーム研究部部長、娯楽遊。名前の通り娯楽が大好きで、何でもかんでも面白く楽しむことを生きがいとしている。そして天才だ 蒼介「ゴホゴホ…そうですね…たまには…そんなのも…ゲホ」 そんなわけで、今回はCoAというゲームをゲームらしく楽しもう、ということになった 順調にレベルも上げ、適当なアイテムも手に入り、それなりにお金も集まった。そんなとき… どしーん、どしーんという地鳴りが聞こえてきた…。見上げると、そこには山よりも大きな巨人が… 堂寺「ッ! 『ダイダラボッチ』…!」 まぁ、そんな巨大な物に気が付かないわけもないのだが。しかし、この場に居る殆どの人間が、“巨大すぎるが故に”反応が遅れてしまい―――振り下ろされる『ダイダラボッチ』の巨腕を避けきれず、バラバラに吹っ飛ばされてしまった 堂寺「うわっ!」 香々緒「うぉッ!」 波江「きゃあ!」 真理男「マンマミーヤー!」 このように、丁度よく、4人ずつのグループに分かれたものの、殆どが吹っ飛ばされてしまった―― 不幸「…危なかった」 そう、ただ4人、不幸とその近くにいた人間を除いては 疾風「ありがとう。助かったよ」 不幸「まぁ、隣に居たしね」 健太「フッ…。イケてる僕があんな醜い攻撃を受けるわけにはいかないからねぇ」 疾風「…なんでコイツも助けたの? 寧ろコイツの場合顔面に直撃した方がよかったと思うんだけど」 健太「毒舌!?」 探「生存なう」 バラバラに別れてしまった堂寺達! さぁさぁどうなるCoA編!? もう終わってるらしいけど! そんなこんなで、CoA編、キリの良い4人ずつに分かれたところで… 続く…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3424.html
「羨ましいな」 まだ秋なのに、フードを被った青年-おそらく高校生くらいだろうか-が歩いている その青年の目に、一人の少年が映る どうやらけん玉をしているようだ その少年の前に座り、パチパチと拍手をする青年 「いやーすごいね、君。羨ましいなー」 「えへへ、いっぱいいっぱい練習したんだー。えっとね、こんなことも出来るんだよ!」 少年が技を披露する 「すごい、すごいよ…羨ましいな…。ねえ、君。…それ、僕にちょうだい?」 「だ、だめだよ! これは僕がおばあちゃんからもらった大事なけん玉なんだ!」 少年がけん玉を守るようにお腹の方に持って行く 「いや、そっちじゃなくて…技術(テクニック)の方。羨ましくて仕方ないから…君のその技術(テクニック)…僕に全部分けてよ…」 「え…?」 その言葉とともに、少年から何かが抜かれる 少年は気を失ってしまった 「ふふふ…あははははは…! これでまた一つ…最高に…完璧に…近づいた…! 見ていてよ…完璧に、最高になって…僕を馬鹿にした奴ら…全員…見返してやるんだ…!」 青年は今日も才能を求めて、奪っていく… 次に狙われるのは、貴方かも知れませんよ…? 続く…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4231.html
「明日から本気出す」 礼次「ふぁ…眠い…めんどくさい」 気怠そうな声を出しながら歩いているのは帯田礼次。学生会『七つの大罪』の『怠惰』担当である 礼次「あー歩くのめんどくさい…」 めんどくさいと言いながら、ゆっくり歩いている礼次。そして、下水道のある辺りに差し掛かった 礼次「…?」 すると下水道から白い鰐が飛び出して…大きな尻尾できつい一撃をお見舞いしようとした 礼次「ああ畜生めんどくさい! 『明日から本気出す』!」 鰐の尻尾は礼次に直撃。しかし礼次はピクリとも動かない (…? どうしてこの衝撃で吹き飛ばない?) その様子を物陰から怪訝な表情で見ている男、『下水道の白い鰐』の契約者 礼次「あー本当面倒なことに…こいつ野生? 契約者持ち?」 しかも礼次はこの一撃を受けて、かすり傷一つ負ってなかった (…!) これは流石におかしいと思い、男は礼次に近づく 「よぉ、あんた。コイツの攻撃を食らって吹き飛びもせずしかも無傷ってのはどういうわけだい?」 礼次「…誰です貴方?」 「下水道 鰐白(しもみのみち わにあき)。ちょっとした爬虫類マニアだよ」 礼次「そういうことを聞いてるんじゃ…あーもうめんどくさい…。貴方がコイツの契約者かどうか聞いてんですよ…」 鰐白「ああ、そういうことか。…お察しの通り、俺は下水道の白い鰐の契約者だよ。さ、俺は答えたんだ。今度はこっちの質問に答えてもらうぜ?」 礼次「吹っ飛ばされるのがめんどくさかったから。ダメージを受けるのがめんどくさかったから」 鰐白「…は?」 素っ頓狂な声を上げる鰐白 鰐白「『めんどくさい』…それだけの理由であの攻撃を無効化したってのか?」 礼次「無効化はしてないよ。それにこれは僕の契約都市伝説の能力」 鰐白「なんだよ、その契約都市伝説」 礼次「…教えるとでも?」 鰐白「だよなぁ…。だったら自分で調べるまでだ! 行くぞ白子!」 白子と言うのは彼が『下水道の白い鰐(♀)』につけた名前である。鰐→クロコダイル→クロコ→白いからシロコ→白子といった具合だ 鰐が大きな爪で礼次に襲い掛かる。直撃すれば出血多量ではすまないだろう 礼次「…幾らなんでもこれは拙いな。『眠り姫』」 礼次がそう唱えると、礼次の周りに茨が出てきて、鰐に応戦した 鰐白「ほう、『眠り姫』か…。なかなか珍しいのと契約してんじゃねぇか。だがさっきの謎の防御とは関係ねーみたいだな。 どうしてさっきのを使わなかった?」 礼次「…言ったでしょう。無効化はできないって」 鰐白「意地でも吐かしてやるぜ! どんな都市伝説かをなぁ! 食いちぎれ、白子!」 茨を食いちぎって無効化し、礼次に襲い掛かる『下水道の白い鰐』 礼次「く…『眠り姫』!」 『眠り姫』の茨で自分の身体を掴み、投げ飛ばすことで攻撃をかわす礼次 鰐白「な…かわされた!? …だが、この高さではダメージは免れまい…」 礼次は2階くらいの高さから地面へと真っ逆さまに落ちていく。だが… 礼次「10秒後に本気出す!」 地面につくギリギリでそう唱えると、礼次の身体は空中に固定された。そして礼次は身体の向きを変え、10秒が立つ 礼次「明日から本気出す!」 礼次は足から勢いよく地面に落ちたが、やはり傷一つついていない 鰐白「…やはり分からないな。何だその不可解な能力は?」 礼次「…仕方ないですね。読者の皆のこともあるから解説しましょう。『明日から本気出す』ですよ」 礼次の契約都市伝説、『明日から本気出す』。能力は今しなければならないことを指定した時間に先送りする、と言う物である 礼次「殴られたならダメージを受けなきゃいけない。落ちてもダメージを受けなきゃいけない。空中に居るなら落ちなきゃいけない。それらを先送りしただけです」 鰐白「成程、合点がいった。つまり…死ぬほどのダメージなら先送りしたって同じだよなぁ! 行け白子! ご飯の時間だぜ!」 大口を開けて白い鰐が礼次に襲い掛かる 礼次「…そろそろ疲れてきたんじゃないかな。あんなに攻撃したのに、あんなに頑張ったのに、僕は傷一つ付いてない… でも、もう良いんだよ。頑張らなくて良いんだよ。…さぁ、眠りなさい」 礼次の身体から悪魔のような物が飛び出し、『下水道の白い鰐』に取り憑く。すると鰐は眠ってしまった 鰐白「な…!? なんだ!? どういうことだおい!」 礼次「何って、『睡魔』に襲わせただけですよ」 鰐白「『睡魔』だって…!?」 礼次「そ。『睡魔』。…貴方もそんなに叫んで疲れたでしょ? もういいんですよ。こんな無駄な争いもうやめましょう。さぁ、眠りなさい…」 今度は鰐白に『睡魔』が襲い掛かる。成す術もなく、鰐白は眠ってしまった… 礼次「うん…これでよし…っと。ふぁ…久しぶりに戦ったら眠くなっちゃった…。ま、これで一人と一匹は幸せになったわけだし、早く帰って寝よう…『かくかくしかじか』」 『かくかくしかじか』によって家に帰るまでの過程を省略し、一瞬で家に着く礼次 礼次「ふぁ…やっぱりどんなことをしている時よりも…眠っているときが一番、幸せだよねぇ…。どーせ明日は痛みで動けないし、このまま三日くらい寝てよう…ZZZ」 こうして礼次は深い眠りにつくのだった。皆さん、最近無理してませんか? 頑張りすぎてませんか? 人生は長いんだし、そんなめんどくさいこと全部放り投げて、ぐっすり眠りましょう 誰もが何もしなければ、良いことも嫌なことも何も起こらない…世界は平和になるのだから… 続く…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/2375.html
「声優の重要性」 とある男女2人が都市伝説と戦っていた。が、カップルとは違う。少し似通った2人。そう、彼らは二卵性双生児。名前は 中人本規(なかひと もとのり)と中人釘実(なかひと くぎみ)。彼らが戦っているのは『首なしライダー』。 本規「まずいねー。これは能力発動しないと…」 釘実「確かに…。やるしかないわね」 (そういうことなら、私に任せるネ!!) 釘実の頭に某ジャンプ漫画の似非中国娘の声が響く。彼女の契約した都市伝説は『釘宮病』。 「フハハハハハハハ!!! お前たち人間が俺に勝てると思っているのか!」 少し噛ませ的な台詞を吐く首なしライダー。 釘実(そうね…。ここは戦闘能力の高い貴方に任せるわ。“K型”) 釘実(K)「ほあたアアアアアアアアアアアアアア!!!」 某似非中k(ryっぽい掛け声を出しながら首なしライダーを蹴飛ばす。『釘宮病』の能力のひとつ、釘宮理恵が中の人をしているキャラの能力の使用である。 本規「ぶるあああああああああああああああ!!!」 突然渋い声になる本規。そして飛ばされてきたライダーを攻撃する。彼の契約した都市伝説は『C.V.若本』。能力は若本ボイスになり戦闘力が上がる、と言うものである。 「なめるなああああ!!!」 が、バイクを器用に使い回避する。そして、ピアノ線を出し絞殺しようとする。しかし、 本規「骨まで砕けろぅぅぅぅぅぅ!」 本規が強烈な一撃を叩き込む。これは流石に避けられない。 釘実(今のうちに…行くわよ“L型”!)「バカバカバカバカバカバカバカァーーーー!!!」 首なしライダーの耳にルイズ(ryの声が響き渡る。そして… 「今のは結構やばかtt…くぎゅううううううううううううううううう!!!」 感染した。首なしライダーが感染したのはL型ウィルス。ルイズ(ryの声や画像から感染する。そして、釘宮病の主な症状『定期的に釘宮ボイスを聞かずにはいられない』。 首なしライダーが感染したのを確認すると、釘実は黙った。これ以上釘宮ボイスが聞けなくなるように。最初のうちはまだ平気だったが、時間が経つにつれ禁断症状が出るようになる。 「う…く、くぎゅうううう…あの、声を…」 禁断症状で身動きが取れなくなった首なしライダー。動けなくなったのを確認し、中人兄妹はその場をあとにするのだった… つづく
https://w.atwiki.jp/legends/pages/1956.html
第4話「通りゃんせ」 「通りゃんせ 通りゃんせ ここはどこの 細通じゃ 天神さまの 細道じゃ 」 その歌が引き金となり、細い道が現れる。不思議な不思議な道が。 「ちっと通して 下しゃんせ 御用のないもの 通しゃせぬ この子の七つの お祝いに お札を納めに まいります 」 しかし、その道の先はもやがかかっていて、薄暗くなっていて、木の葉や草が邪魔をしていてよく見えない。 不気味で不思議だけれど、この先に何かがありそう、と思わせる細い道。そんな不思議な細道は、子供たちの好奇心をくすぐるには十分過ぎた。 「なんだあの道? ちょっと探検してみようぜ!」 ある者は探検をしに、 「あそこに薄暗い道があるんだけどさ、今度そこで肝試しやらない?」 ある者は友達と肝試しをやりに、 「あ! ま、待ってよー」 ある者は友達に置いて行かれたくないからとりあえず、その「道」に入っていく。 「行きはよいよい 帰りはこわい 」 その道の先には、この世のものとは思えない景色が広がっていた。振り返ってみるとそこには自分たちが通って来たはずの道がない。 そう、子供がたくさん行方不明になる。そんな噂が広がっていたころのことであった。 僕は都市伝説《通りゃんせ》の契約者。歌を引き金に別の空間へと繋がる道を召喚する。しかし、完全に移動し終わるとその道は見えなくなる。 すなわち僕の能力でしか元の場所に戻すことができない。要するに…―――神隠し。 「こわいながらも 通りゃんせ 通りゃんせ 」 今日の新聞を見ながら、ある青年が呟く。 「子供が大量に行方不明に…か。コイツも結構有名になってきたかな…。異世界に移動させた子供達は、明日にでも元の世界に戻しておこう」 そう言いながら、通りゃんせの契約者はどこかへ歩いていくのでした… fin
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3422.html
「夢見る兄妹」 夜、もう寝る時間、彼、七夕真久良は枕元にジャンプを置き、眠りにつく。 彼の契約都市伝説『枕元に入れた物の夢を見る』。本来なら、彼はジャンプ漫画の世界に行く夢を見るはずだった。しかし… 真久良「どこ、ここ…?」 彼が居たのは電車の中だった 真久良「…いやな予感しかしない」 内心当たって欲しくない、とも思ってみたが… 『この度は夢列車にご乗車いただき、誠にありがとうございます』 アナウンスが聞こえてくる 真久良(絶対猿夢だよこれ…) 『次は、抉りだし~抉りだし~』 真久良の下にスプーンを持った小人がやってくる 真久良(まずい、このままじゃ抉られる…) 対処方法を考える真久良 真久良(そうだ…さっき枕元に置いたジャンプで…) 何かを思いついた様子の真久良 小人はどんどん近づいてくる 真久良「一か八か…。“ゴムゴムの銃乱打”!」 真久良の腕がまるでゴムのように伸び、小人達に当たる 真久良「ねらい通り!」 『…次は~挽き肉~挽き肉~』 巨大な機械を引いて小人がやってくる 真久良「“ゴムゴムの~”バズーカ!」 しかし、いとも簡単に弾かれてしまう 小人は機械を引きながら真久良に近づいてくる 真久良「やば…」 どんどん近づいてくる が、次の瞬間、 「キョアーオ」 悲鳴…いや、奇声と言うべきだろうか…を上げて、小人が消えてしまった 夢見「何してるのよ、お兄ちゃん」 真久良「夢見!」 今のは夢見の契約都市伝説『ゆめにっき』の★ほうちょう★である さらに夢見が真久良の夢の中に入ってこれたのは『ゆめにっき』の都市伝説の一つ、『窓付きは他人の夢に入れる超能力者』の能力である 夢見「全く…お兄ちゃんの能力は戦闘向けじゃないんだから…」 夢見がやれやれ、とて手を動かす 真久良「まだのこってるよ。めだかボックスより…異常性『殺人衝動』+技術『暗器』!銃殺!」 真久良が服から二丁拳銃を取り出し、小人達を撃ち殺す 夢見「へぇ、やるじゃないお兄ちゃん」 「キョアーオキョアーオキョアーオ」 夢見が残った小人を★ほうちょう★でしとめる 『長らくのご乗車、ありがとうございました。次は終点、皆殺し~』 大量の小人が、様々な武器を持って押し寄せてくる 真久良「流石にこの数は…」 夢見「やばいわね…」 後ずさりする真久良と夢見 真久良「保健室の死神より…病魔『裁断(ジャッジメント)』!」 先ほどの小人の挽き肉機を操作し小人を足止めする。 真久良「夢見、今のうちに…!」 夢見「うん。『窓付き監禁説』!」 その瞬間、謎の壁が現れ、小人達を閉じ込めた。 『ゆめにっき』の都市伝説の一つ、『窓付き監禁説』の能力である 真久良「さて…今のうちに逃げよう。もう朝だろうし」 夢見「そうね…」 夢見が自分と真久良の頬を抓る 瞬間、周りの空間が歪み… 真久良「ふぁ~…やっと抜け出せた」 一方、夢見の部屋では… 夢見「…そうだわ。日記をつけないと…」 〈9月16日木曜日 今日はお兄ちゃんの夢に入りました 。猿夢と戦いました。 閉じ込めて逃げてきました。〉 続く…
https://w.atwiki.jp/legends/pages/3421.html
「ヘンゼルとグレーテル」 チョコレートを齧りながら歩く青年が居る。ええと…こいつは…その…誰だっけ? 香々緒「香々緒だよ! 明治香々緒! まったく、最近出番が少ないからって忘れるなんてあんまりだよ!」 「落ち着いて下さい、契約者さん」 「そうよ、影が薄いからって気にすることはないわ! 気にしてたって誰も気づかないものw」 香々緒「う…グレーテル辛辣だよ…」 彼らは『ヘンゼルとグレーテル』。香々緒が新しく契約した都市伝説である 香々緒「別に僕空気キャラじゃなかったのに…」 「お兄ぃー誰と話してんのー?」 彼女は明治 胡々亜(めいじ ここあ)。香々緒の妹である 香々緒「ああ、ちょっと『ヘンゼルとグレーテル』と…」 胡々亜「ふーん…。お兄また契約したんだー」 香々緒「この前ちょっと森でね。胡々亜はどうなの?」 胡々亜「あたしは別になにも無かったわー」 ちなみに胡々亜は『きのこたけのこ戦争』の契約者である。 きのこの山、たけのこの里をはじめとするあらゆるチョコレート菓子を擬人化、兵器化出来る 香々緒「じゃあ、僕はそろそろ行くよ」 胡々亜「え?」 香々緒「え、なんか問題あるの?」 胡々亜「別に良いけどー、今大雨よ?土砂災害警報も出てるしー」 香々緒「それは向こうの世界の話でしょ!? 作者の住んでる地域がばれそうになる発言やめようよ!」 ちなみに●殿○です 香々緒「自分でばらしたよこの人! しかも特定しすぎでしょ!? せめて静岡にしとこうよ!」 胡々亜「お兄、今更突っ込みキャラ確立しようとしても駄目よー? とにかく今は雨なのー」 香々緒「まあ、良いや。グレーテルの魔法で何とかならないの?」 グレーテル「無理よ。まだ練習中だからそんな強力な魔法は使えないわ」 ヘンゼル「僕は魔法なんて使えませんから、何もできませんよ」 香々緒「そうか…はぁ、また僕の出番が減るのか…」 胡々亜「今回出れただけでも良いじゃない。私や夢見ちゃんは設定だけでしばらく登場しないかも知れないのよー?」 胡々亜がフォローかどうかわからないことを言う その頃… 真久良「僕は!?」 夢見「お兄ちゃん、誰に言ってるの?」 真久良「いや、何故か言わなきゃいけない気がして…」 香々緒「確かに…この話登場人物多いし…」 胡々亜「そうよー。下手したらこの回の次にもう新キャラが出るかも知れないしー」 グレーテル「後先考えなさ過ぎよね!」 ヘンゼル「全くです。しかも情景描写が少なすぎですし」 え、何? 今回そういう感じなの? 香々緒「しかもさ、↑こんな風に作者が会話に入ってくるのもどうかと思うよね…」 胡々亜「うんうん」 何これ、このままじゃただの愚痴回になるんだけど グレーテル「しかもキャラ案があるのにまだ登場してないのも居るらしいわ」 ヘンゼル「作者の文才の無さが垣間見えますね」 ああ、もう、このままじゃ埒があかない! こうなったら奥の手… この4人の愚痴はまだしばらく終わらないのであった! 続く!
https://w.atwiki.jp/legends/pages/4278.html
「全てプラズマで説明できる」 この世はあらゆる都市伝説、怪談、怪奇現象に溢れている。特に学校町ではそれが非常に多い 「うう…変な都市伝説に会わなきゃいいなぁ」 少し怯えながらも、歩いている彼は板妻 説(いたづま さとし)。科学部である 説「…でも本当は都市伝説なんて眉唾に決まってるんだ。だって、そんなの簡単に説明がつくんだから」 呟きながら歩く説。都市伝説の存在を必死で否定しているようだ すると、何処からともなく蝙蝠が飛んでくる 説「ん? 蝙蝠? 珍しいな…」 突然、蝙蝠が説に噛み付こうとする 説「な…なんだ!?」 いち早く説がそれに気づいて蝙蝠に触れると…蝙蝠の体が燃えた 『く…契約者だったか…』 蝙蝠が集まり、真の姿を現す。紳士のような姿に、鋭く大きな牙。そして、悪魔の羽…そう、『吸血鬼』である 説「な…『吸血鬼』!? 会わないと思ったのに会わないと思ったのに…!」 その姿に恐れ戦く説 『貴様…さっきの、『人体発火現象』か? それとも『パイロキネシス』か?』 説「そうであるとも言えるし、違うとも言える…ってとこかな」 『訳の分からんことを…食らえ! 私の魔術!』 魔術を使い、指から炎を飛ばす『吸血鬼』 説「くは、魔術ぅ? そんな物実在するわけないでしょう!?」 嗤いながら説が炎に触れると… 説「そんな物は簡単に説明できるんだ」 電気の玉に変わって無効化された 説「プラズマボール」 その電気の玉を『吸血鬼にぶつける説』 『な…炎、無効に続いて電撃!? 多重契約者か…!』 持ち前のスピードを生かし、それをかわす『吸血鬼』 説「確かに多重契約者だけど…よく分かったねぇ、僕はまだ一つしか都市伝説を使ってないっていうのに」 『…どういうことだ? まぁいい、ならば次はこれだ…サンダー!』 今度は雷の魔法を使う『吸血鬼』。『電撃には電撃』という考えだ 説「だーかーらー、魔術なんて存在しないって言ってるでしょう?」 それも説が触れると、今度は火の玉に変わって無効化される 説「ファイアーボール!」 『炎、無効化、電撃…くそ、正体不明だ…』 今度は飛んでかわす『吸血鬼』 『ならば、魔術など使わずに…』 『吸血鬼』がその目を光らせ、説の目を睨む。吸血鬼特有の、目を合わせた生物の動きを封じる魔眼だ 『ククク…貴様がどんな能力を持っていようと、動けなければ意味はない…!』 ニヤリ、と優雅に微笑みながら近づく『吸血鬼』。舌なめずりをしている 説「はぁ…何度言ったら分かるのさ。『魔術』が存在しないんだぜ? 『魔眼』なんて存在するわけないだろ?」 説の体が電気を帯びたと思うと、突然動き出した 『な…確かに動きは封じたはず…! 私の眼に狂いは…』 説「僕は信じないのさ。『魔術』や『魔眼』や『幽霊』なんてオカルトは…」 『魔術も無効、魔眼も効かない…ならば!』 天狗にも匹敵すると言われるスピードで、説に近づく 説「無駄だよ。『吸血鬼』だってオカルトだ…。教えてあげるよ」 『無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!』 鬼にも匹敵する怪力で、説にラッシュをかける『吸血鬼』。どこかに某スタンド使いの面影がある 説「『オカルトは全てプラズマで説明できる』んだ―」 説の手に触れた『吸血鬼』の拳は『プラズマ』の玉に変わり、無効化される 『プラズマ…だと?』 説「魔法も、魔術も、幽霊も、鬼火も、UFOも、人体発火現象も、吸血鬼も―」 説の手につかまれている『吸血鬼』の体は次々とプラズマに変貌していく 『貴様…やめろ…!』 説「そんなオカルト存在しない。だって全部…プラズマで説明できるんだから」 『やめろ…やめ…ろ…や…め…』 そして、遂に『吸血鬼』はプラズマへと姿を変えた。彼の契約都市伝説、『オカルトは全てプラズマで説明できる』。触れたオカルト系の都市伝説を、プラズマに変える… また、プラズマをオカルト系の都市伝説に変える…そんな能力 説「あー…怖かったぁ…。でもまたこれで証明できた。『吸血鬼』なんて存在しない。『魔法』なんて存在しない。都市伝説(オカルト)なんて眉唾だ… この通り、全部プラズマで説明できたんだから…」 人体発火現象? プラズマで説明できます。風呂に女の幽霊? プラズマで説明できます。 メリーさんの電話? プラズマで説明できます― そう、この世の都市伝説や怪談、怪奇現象…オカルトは全て、プラズマ一つで説明できてしまうのです… 続く